ハッピーフライト見てきた。
矢口監督の前作「ウォーターボーイズ」も「スウィングガールズ」も、「素人の学生が一つの目標に打ち込み、紆余曲折の末に成功させる」って云う基本構造は同じな訳だけど、「ハッピーフライト」の場合は航空業界が舞台ってことで、安全に飛行機を飛ばすための各部門の「プロ」達の姿を描こうとしていた訳で、で、その描写がしっかりと説得力をもって描かれたいたのが良かったなー、と(とは云っても、「機長昇格試験に挑むパイロット」「国際線初搭乗で緊張するCA(キャビンアテンダント)」といった、ある意味プロ一歩手前の人達が主役格でもあった訳で、その辺からすると過去作の構造を受け継いでいるともいえるのかなー、と)
で、まぁ、正直序盤のギャグは滑りがちな所もありましたが、飛んだ後の機内アナウンスのくだりとかは思わず笑っちゃいましたし、伏線が繋がっていく様なんかはやっぱり面白かったですよ。
登場人物の中では、岸部一徳演じるオペレーション・ディレクターが、パトレイバーの後藤さんを髣髴とさせる「何時もは昼行灯だけれど非常事態には頼れるおっさん」キャラでカッコ良かったり。
あとは…レーダー管制官の人が、黒髪ロングなメガネっ娘でかなり好みなキャラだったり(笑)
さておき、前二作とはかなり赴きの異なる作品となってますが、邦画でもここまでの作品が作れるんだって云う面白い作品となっていたと思います。
…ANAが全面協力している分、半ばANAの宣伝フィルムになってるような感じもしなくは無いですが(笑)
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