今日の「特捜戦隊デカレンジャー」

  • 第37話「ハードボイルド・ライセンス」

…渋い!渋すぎるっ!!
先週時点での予告とか東映の公式を見ていた限りでは、ホージーの彼女が犯人でそれをデリートする…って感じのエピソードになるかと思ってたんですが、姉の病気を治すために犯行を重ねる弟の話、で来ましたか。
いや、最初はなんて云うかこう、バーでのホージーテレサの会話に漂う微妙に昭和テイストな風味に苦笑しつつ見ていたのですが、予想以上にシリアスな展開にAパート中盤から話にのめりこんで見てましたよ。
演出的にも秀逸なシーンの目白押しで、特に横断歩道の信号が青から赤に変わる事でジャッジメントを表現していたところは鳥肌が立つほどシビレました。
ラスト、テレサは尼さんになった訳ですが…ここで怪奇大作戦の「京都買います」を思い出した人は多かったようで。自分も、いつテレサが仏像になるかと思ってドキドキしながら見てました(笑)
しかし今回はスワットモードへの変身シーンはあったけど、それ以外の変身シーンやロボ戦とかを全く入れなかったってのは凄いなぁ。良くスポンサーが許した物だ(笑)
あと、子供には今回の話は理解できないって意見も良く見るけど、理解できないなりに印象には残っているとは思うんだよね。
自分たちだって、子供の時に見た特撮やアニメなんかで、ちょっと大人向けのエピソードがあった時に、内容を理解していなくても何となくカッコいいと思ったりしたし、また大きくなってからそのエピソードの内容が意味する物に改めて気づいたりするし。
なのでデカレンを見てる子供達も、今は理解できなくっても大きくなった時に、こんな異色なエピソードがデカレンにあったって気づいてくれるんじゃないかって思ってます。
…こうして、オタクな血が脈々と受け継がれていく、って事で(笑)

次回はバンの激走編第二弾ですね。
前回のランニング・ヒーローとどう変えてくるか楽しみです。